賃貸物件の購入、マイホーム購入は人生の大きな節目のひとつですよね。しかし、購入後の手続きや税金関係について不安な点も多いかと思います。
そこで今回は、賃貸物件を購入した場合の固定資産税について、わかりやすく解説します。
1. 賃貸物件を購入したら固定資産税はどうなる?
結論から言うと、賃貸物件を購入した場合、以後の固定資産税は購入者であるあなたに課税されます。これは、固定資産税が**「固定資産の所有者」に課税される**ためです。
つまり、これまで大家さんが固定資産税を支払っていたものが、あなたに引き継がれることになります。
2. 固定資産税額の目安
固定資産税額は、固定資産の評価額に基づいて算定されます。評価額は、毎年1月1日時点の価格で算定され、主として以下の要素を考慮して決定されます。
- 土地の広さや地積
- 家屋の床面積や構造
- 周辺地域の地価
- 減価償却(家屋の経年劣化)
具体的な固定資産税額は、お住まいの市町村や物件の状況によって異なりますが、家屋と土地を含めた場合、年間数十万円から数百万円程度になることが一般的です。
3. 固定資産税の納税手続き
固定資産税は、毎年5月と11月に2回に分けて納税されます。納税方法は、市町村ごとに指定されており、口座振替や現金納付などから選択できます。
納税手続きには、固定資産税納税通知書が必要となります。納税通知書は、毎年4月頃に市町村から送付されますので、無くさないよう大切に保管しておきましょう。
なお、固定資産税の納税義務が発生した場合は、市町村に「固定資産申告書」の提出が必要となります。申告期限は市町村によって異なりますので、詳しくは市町村のホームページなどでご確認ください。
4. その他の注意点
- 固定資産税以外にも、都市計画税という税金が課税されます。都市計画税は、固定資産税額の**約10%**です。
- 固定資産税の評価額は、5年に1度見直されます。評価額が見直された場合は、固定資産税額もそれに応じて変更されます。
- 固定資産税の支払いについては、滞納すると延滞金が課税されますので、ご注意ください。
5. まとめ
賃貸物件を購入した場合、固定資産税は購入者であるあなたに課税されます。固定資産税額は、固定資産の評価額に基づいて算定され、家屋と土地を含めた場合、年間数十万円から数百万円程度になることが一般的です。
固定資産税の納税手続きには、固定資産税納税通知書と**「固定資産申告書」**が必要となります。申告期限は市町村によって異なりますので、詳しくは市町村のホームページなどでご確認ください。
このブログ記事が、賃貸物件を購入された方の固定資産税に関する不安を少しでも解消できれば幸いです。
参考情報
- 総務省 地方税制度|固定資産税の概要 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/149767_08.html
- 国税庁 固定資産税 https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/point2015/11.htm
免責事項
本ブログ記事は、あくまでも一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の案件に関する法律相談や税務相談を構成するものではありません。具体的なご質問については、専門家にご相談ください。
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