はじめに
マイホーム購入おめでとうございます!いよいよ住宅ローン選びですね。フラット35は金利が低く、返済負担が軽いため、多くの方が利用されています。しかし、審査基準は厳しく、誰でも簡単に通るわけではありません。
本稿では、借入希望額1700万円、頭金1000万円、年収350万円、新卒1年目の会社員という条件で、フラット35の審査可否をシミュレーションし、審査通過に向けた具体的なアドバイスを提供します。
シミュレーション条件
- 借入希望額:1700万円
- 頭金:1000万円
- 年収:350万円(1年目のためボーナス満額ではない)
- 職種:上場子会社の本社勤務
- 勤続年数:新卒1年
- 世帯構成:本人(女性)、パートタイマーの母
シミュレーション方法
本シミュレーションは、住宅金融支援機構の「フラット35 シミュレーション」を用いて行いました。
シミュレーション結果
- 返済負担率:40.2%
- 借入可能額:約1840万円
考察
本条件において、年収350万円という状況では、**返済負担率40%**を超えてしまうため、フラット35の審査は厳しいと言えます。しかし、頭金が1000万円と多額であるため、借入可能額は1840万円と、希望額に近い金額まで借りることができます。
審査通過に向けたアドバイス
1. ボーナス考慮による年収再計算
本シミュレーションでは、ボーナスを考慮していないため、実際の審査では返済負担率がもう少し高くなります。ボーナスがある場合は、必ずシミュレーションに含め、審査官に提示しましょう。
2. 共済組合加入状況の確認
共済組合に加入している場合、加入額に応じて借入可能額がアップすることがあります。加入している場合は、申込時に必ず伝え、審査資料に添付しましょう。
3. 連帯保証人の検討
連帯保証人がいれば、審査に通りやすくなる可能性があります。ただし、連帯保証人となるためには、一定の条件を満たす必要があります。該当する人物がいる場合は、積極的に検討しましょう。
4. 金融機関選びの重要性
金融機関によって審査基準が若干異なるため、複数の金融機関で審査を受けることをおすすめします。各機関の審査基準を比較し、最も自分に有利な条件で申し込みましょう。
5. 緻密な資金計画の策定
頭金や諸費用等、住宅購入にかかる総費用を把握し、無理のない返済計画を立てましょう。計画策定にあたっては、専門家の助言を仰ぐことも有効です。
6. 勤続年数の経過による審査基準の緩和
勤続年数が経過するにつれて、年収が上昇し、返済能力が向上することが期待できます。その結果、審査基準が緩和され、借入可能額が増加する可能性があります。
まとめ
借入希望額1700万円、頭金1000万円、年収350万円、新卒1年目の会社員という条件で、フラット35の審査に通すことは、個々の状況や条件によって難易度が異なります。
しかし、ボーナスや共済組合などを活用したり、金融機関選びを慎重に行ったり、緻密な資金計画を策定したりすることで、審査通過の可能性を高めることができます。
マイホーム購入は人生の中でも大きなイベントです。後悔のない選択をするために、十分な情報収集を行い、専門家のサポートを受けながら、自分に合った住宅ローンを選びましょう。
免責事項
本稿は、あくまでも情報提供のみを目的としており、個別の相談や助言を提供するものではありません。具体的な住宅ローンに関する相談は、金融機関や専門家に相談することをおすすめします。
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